静電気と電流
- 2020.08.02
- 電流とその利用
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今回の内容は前項「電力」の続きです。

はるか

静電気と電流 ここがポイント

Haru_You
物体の中には+の電気と−の電気が同じ量あって、電気を通さない2種類の物質どうしをこすり合わせると、その電気が移動して、それぞれの物質が電気を帯びるんだ。
これを、静電気または摩擦電気というよ。
冬に重ね着していると静電気がたまりやすいのは、セーターの毛とジャンパーのビニールの間で静電気が発生しやすいからだね。
これを、静電気または摩擦電気というよ。
冬に重ね着していると静電気がたまりやすいのは、セーターの毛とジャンパーのビニールの間で静電気が発生しやすいからだね。
電流がながれるのとは違うんだね。

はるか

Haru_You
うん、流れているわけじゃなくってたまっているだけだからね。
で、このとき移動する電気は−の電気だけなのに注意して。
−の電気を受け取ったほうは−に帯電し、失ったほうは+に帯電するんだ。
一般的に、天然の繊維とガラスは+に帯電しやすく、プラスチックが−に帯電しやすいのを覚えておいてね。
帯電するとどうなるの?

はるか

Haru_You
同じ種類の電気を帯びたものはしりぞけ合い、異なる種類の電気を帯びたものは引きつけ合うという性質が生まれるんだ。
プラスチックのストロー2本を布でこすると、その2本のストローどうしはしりぞけ合うようになるんだよ。
プラスチックのストロー2本を布でこすると、その2本のストローどうしはしりぞけ合うようになるんだよ。
布でこすった下敷きが髪の毛引きつけるのもそれだったのね。

はるか

Haru_You
ただ、静電気は流れないわけじゃなくて、-に帯電しているものに電流を流す物質を近づけると、たまった静電気が電流となって流れるんだ。
はく検電器に指を近づけると指を電流が流れて、はくの-の電気がなくなりはくが閉じるとか、蛍光管に帯電した下敷きを近づけると一瞬だけ光る、とかね。
はく検電器に指を近づけると指を電流が流れて、はくの-の電気がなくなりはくが閉じるとか、蛍光管に帯電した下敷きを近づけると一瞬だけ光る、とかね。
はく検電器は、こすったプラスチックなど電気を帯びたものを近づけると開くんだよね。

はるか

Haru_You
金属板からはくまでは電気が通るから、はくどうしが同じ種類の電気を持つことになってはくが開くんだ。
Point!
静電気と電流
・電気を通さない2種類の物質どうしをこすり合わせると、その電気が移動して、それぞれの物質が静電気を帯びる
・−の電気を受け取ったほうは−に帯電し、失ったほうは+に帯電する
同じ種類の電気を帯びたものはしりぞけ合い、異なる種類の電気を帯びたものは引きつけ合う
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はるか
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