オームの法則と回路
- 2020.08.01
- 電流とその利用
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今回の内容は前項「オームの法則と抵抗」の続きです。

はるか

オームの法則と回路 ここがポイント

Haru_You
抵抗が1つだけの回路なら、オームの法則の計算式だけで済むんだけど、抵抗が複数あるときは、直列か並列かによって考え方が変わるんだ。
まず、直列回路の場合、回路全体の抵抗の大きさは、各抵抗の大きさの和に比例する。
まず、直列回路の場合、回路全体の抵抗の大きさは、各抵抗の大きさの和に比例する。
たとえば回路全体で5Ωで、一方の抵抗が3Ωだったら、もう一方は2Ωになるってわかるのね。

はるか

Haru_You
そうだね。
また、直列回路では各抵抗の電流はすべて等しいから、各抵抗にかかる電圧の比は抵抗の比に比例するんだ。
これは、「抵抗が大きい部分に同じ電流を流すために大きな電圧をかける」と考えればいいよ。
直列回路だと、回路全体の電圧は各抵抗の電圧の和だったもんね。

はるか

Haru_You
次に並列回路だけど、並列回路全体の抵抗は、各抵抗の和より小さくなる。
抵抗ってのは通りにくさだから、並列の各部分よりも、全体の方が大きな電流が流れる並列回路では全体の抵抗が小さくなるんだ。
このとき、全体の抵抗の和は、各抵抗の逆数の和に等しいという関係があるんだ。
抵抗ってのは通りにくさだから、並列の各部分よりも、全体の方が大きな電流が流れる並列回路では全体の抵抗が小さくなるんだ。
このとき、全体の抵抗の和は、各抵抗の逆数の和に等しいという関係があるんだ。
逆数って、2の逆数なら2分の1とか、5の逆数なら5分の1、ってやつだよね。

はるか

Haru_You
そうそう。この計算は練習しておかないとできないからね。
また、並列回路では各抵抗に加わる電圧が等しいから、各抵抗を流れる電流の大きさは、各抵抗の大きさに反比例する(逆数の比に等しい)んだ。
これは、並列の各部分では抵抗が大きいほど電流が小さく、抵抗が小さいほど電流が大きいってことだね。
また、並列回路では各抵抗に加わる電圧が等しいから、各抵抗を流れる電流の大きさは、各抵抗の大きさに反比例する(逆数の比に等しい)んだ。
これは、並列の各部分では抵抗が大きいほど電流が小さく、抵抗が小さいほど電流が大きいってことだね。
並列の各部分は独立した一つの回路として考えるんだね。

はるか

Haru_You
この内容がここの単元のメインの1つなので、完璧に覚えておくようにね。
ルール通りに計算するだけなので、覚えればできるから。
ルール通りに計算するだけなので、覚えればできるから。
Point!
オームの法則と回路
・直列回路の場合、回路全体の抵抗の大きさは、各抵抗の大きさの和に比例する
・並列回路全体の抵抗は、各抵抗の和より小さくなり、各抵抗の逆数の和が全体抵抗の逆数に等しい
直列回路は電流が等しく各電圧と各抵抗は比例し、並列回路は電圧が等しく各電流と各抵抗は反比例する
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