春秋・戦国時代

問題

 

以下の文章を読んで、あとの問いに答えよ。

 秦が統一するまで、中国では新しい動きは絶えず西から起こってきた。【 イ 】の支配領域の西部に興った周は、【 イ 】を倒して【 ロ 】に都を置いた。周は一族や功臣に領土を与えて諸侯としたが、諸侯も主だった家臣に領地を与えた。このような、領土の分与による統治方式を封建制といい、周王は祭祀の主催者として諸侯を統御した。
 しかし、周は西北の異民族の犬戎に追われ、前8世紀に都を黄河中流域の【 ハ 】に移した。これを
周の東遷というが、東遷以降の周の権威は衰え、諸侯は周に代わる覇権を争うようになった。そして、有力諸侯であった晋をその家臣の韓・魏・趙が分割し、周王が彼らを諸侯に取り立ててから、韓・魏・趙や秦などの争いを中心とする戦国時代に突入することになる。
 戦乱の続いた
春秋戦国時代は、一方で中国の生産力が増大した時代であり、不安定な社会からいかに安定した社会を生み出していくか、人々が必死に思索した時代でもあった。そうした中から、儒家が漢代以降に王朝の国教としての地位を獲得していくほか、諸子百家と呼ばれる思想家や学派が輩出した。中国の西北にあった秦は【 二 】等の【 ホ 】の人材を登用して国内の改革に努め、やがて中国の統一に成功した。

  1.空欄【 イ 】に適する国名を次の①〜⑤から1つ選び記号で答えよ。
①夏  ②殷  ③呉  ④燕  ⑤楚

  2.空欄【 ロ 】に適する地名または都市名を次の①〜⑫から1つ選び記号で答えよ。
①南京  ②咸陽  ③上海  ④平城  ⑤鎬京  ⑥寧波
⑦臨安  ⑧洛邑  ⑨敦煌  ⑩広州  ⑪武漢  ⑫成都

  3.主だった家臣について、春秋時代の諸侯の家臣を示すのに適する語を、次の①〜⑤から1つ選び記号で答えよ。
①外戚  ②旗人  ③士大夫  ④卿・大夫  ⑤門閥貴族

  4.空欄【 ハ 】に適する地名または都市名を問2の①〜⑫から1つ選び記号で答えよ。

  5.周の東遷以後、戦国時代に至る時代を春秋時代という。春秋時代について述べた文として誤っているものを次の①〜⑤から1つ選び記号で答えよ。
①春秋時代の名称は、孔子が編纂したとされる魯国の年代記に由来する。
②春秋時代の有力諸侯は盟約の儀式を通じて、周王の権威をもとに列国を指導した。
③春秋時代の有力諸侯は、尊皇攘夷を名目として勢力の拡大を図った。
④列国を指導するような有力諸侯は、覇者と呼ばれた。
⑤諸侯の有力な臣下は、主に騎士によって構成された。

  6.春秋戦国時代における中国社会の発展について述べた文として正しいものを、次の①〜⑤から1つ選び記号で答えよ。
①今の北京から黄河に至る運河をはじめ、各地に水路網が作られた。
②周代から使用されていた鉄製農具に改良が加えられ、大規模な農地開発が可能になった。
③戦国時代末期に出現した牛耕を活用することで、秦は他国を上回る国力の増強に成功した。
④農耕技術の改良によって、血縁集団を主な単位とする大規模農業が普及していった。
⑤氏族制にとらわれない実力者が、各国で官僚として登用されるようになった。

  7.儒家について述べた文として誤っているものを、次の①〜⑤から1つ選び記号で答えよ。
①孔子は徳を重視し、徳を以て治めることを為政者に求める徳治主義を唱えた。
②孟子は上古の聖王の政治を理想とし、力による覇道を批判した。
③孟子は性善説を唱え、李斯は性悪説を唱えた。
④秦の始皇帝は中央集権的な統治を推進し、儒家を弾圧した。
⑤「論語」は儒家の祖となる孔子の言行を記録した書物である。

  8.空欄【 二 】・【 ホ 】に適する人名とその思想家集団名を、次の①〜⑫から1つずつ選び記号で答えよ。
①法家  ②縦横家  ③兵家  ④墨家  ⑤荘子  ⑥陰陽家
⑦道家  ⑧孫子   ⑨名家  ⑩商鞅  ⑪蘇秦  ⑫鄒衍

  9.中国の統一について、中国統一後の秦の都の名を、問2の①〜⑫から1つ選び記号で答えよ。

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春秋・戦国時代

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