塩化銅水溶液の電気分解
問題
右の図のような装置を用い、次のような実験を行った。
電極X、Yはどちらも炭素棒であり、容器には40%の塩化銅水溶液200gが入っている。電源装置から一定時間電圧をかけたあと、電極Xを取り出すと、その表面は【 A 】色の物質に覆われていた。電極Xの質量をはかると、もとの質量に比べて0.80gだけ増えていた。このことから、電極Xが【 B 】極であることがわかった。
このとき、後の各問いに答えよ。ただし、塩化銅は構成原子の質量の比が銅:塩素は64:70であるとする。
(1)水溶液中に溶けている塩化銅は何gか。
(2)文中空欄A、Bに入る語句の組み合わせとして正しいものを、あとの記号ア〜エから選べ。
ア A・・・赤褐 B・・・陰 イ A・・・黄緑 B・・・陰
ウ A・・・赤褐 B・・・陽 エ A・・・黄緑 C・・・陽
(3)電極Yでの反応で生じた物質の特徴は何か。適当なものを次の中からすべて選べ。
ア 甘いにおいがする イ 腐卵臭がする ウ 刺激臭がする
エ 青緑色である オ 赤茶色である カ 黄緑色である
キ 水溶液はアルカリ性である ク 水溶液は酸性である ケ 石灰水をにごらせる
コ 漂白作用がある サ 火をつけると燃える シ 助燃性を持つ
(4)電極Yでの反応で生じた物質の質量は何gか。小数第3位を四捨五入して答えよ。
(5)電極Xを取りだしたとき、残っている水溶液の濃度は何%か。小数第2位を四捨五入して答えよ。
(6)水溶液を硫酸銅水溶液に変えて、同様な電気分解を行った。このときも電極Xには【 A 】色の物質が付着したが、十分長い時間電圧をかけると電極Xの質量の増加はなくなった。このとき容器内は何という物質の水溶液になっているか。その化学式を答えよ。
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